弊社新社屋の建設にあたって、県内で初めての施工事例となる「PCマット基礎」工法を採用・施工しました。
●PCマット基礎の概要
PCマット基礎とは、マット基礎(ベタ基礎とも呼ばれています)に“防食PC鋼より線(スープロストランド)”によるプレストレスを導入した、薄くて不等沈下に強い基礎形式です。
耐圧板が薄いので掘削量を最小限にでき、支持層が深くなるほど杭基礎に比べて工期・経済性でも優位となります。
説明会会場で配布した案内資料をPDF書類で準備しましたので、ご自由にご覧下さい。
●PCマット基礎採用の経緯
現場は中城湾の埋立地であるため、地盤が未だに不安定で、不等沈下による影響を受けている建築物も少なくありません。
そこで、不等沈下に強いとされている本工法を、沖縄の埋立地における効果の実証・データ収集も兼ねて採用することで、弊社にとっても、今後の沖縄にとってもプラスになると考えました。
●現場見学説明会
この新工法の現場見学説明会を、平成13年9月18日・具志川市州崎の新社屋建設予定地においてに開催し、多くの方々にお越しいただきました。
また、週間 沖縄建設新聞様の誌面(9/26発行・第2034号)にも当日の模様を掲載していただきました。
●今後の見通し
当面のデータ収集により、この工法の有効性が実証できれば、マリンタウンプロジェクトや豊崎プロジェクトといった、県内大規模埋立地での低層建築において、有力な基礎形式のひとつとして注目されるものと考えています。
協力各位
施工:沖縄ピーシー株式会社 様
技術指導:株式会社建研 様
(旧社名:フドウ建研株式会社)
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